このサイトも環境構築が済んで、あとは記事を書いて運用という段階になったのですが、やはり気になるのはデータのバックアップ。
現在運用中のレンタルサーバでは自動バックアップの機能が無いと明言されているので、万が一に備えて定期的なバックアップは取得しておきたい。
そこで調べてみるとWordPressのプラグインで「BackWPUp」が便利そうと分かったので導入してみました。
BackWPUpとは?
WordPressのプラグインのひとつで、管理画面から簡単にバックアップを取得出来ます。
スケジュールにも対応しているので、定期的なバックアップ取得が可能になります。
プラグインの追加
1.WordPressの管理画面に入り、「プラグイン」から「新規追加」をクリック
2.キーワード欄に「BackWPUp」と入力して、表示されたプラグインの「今すぐインストール」をクリック
3.インストールが完了したら「有効化」をクリック
4.下記のようなメッセージが英語で表示されます。PHPとWordPressバージョンのデータ照会のみで個人情報な収集されないとのことなので「Yes,I agree(同意)」します。
ジョブの設定(ファイル系)
すべてのデータを毎日とるのも無意味なので「ファイルデータは週一回」「データベースは毎日一回」を深夜に取得するようにしました。
1.左側メニューのBackWPUpから「新規ジョブを追加」をクリック
2.一般タブでは以下のように設定しました。
このジョブの名前「File」
このジョブは…「ファイルのバックアップ」
アーカイブ形式「TarGZip」
バックアップファイルの保存方法「フォルダーへバックアップ」
3.スケジュールタブでは以下のように設定しました
ジョブの開始方法「WordPressのcron」
スケジューラー「毎週 日曜日 3:00」
4.保存して「ジョブ」を見ると「今すぐ実行」ができていますので実行してみます。
5.バックアップが開始されプログレスバーが進みますので完了まで待ちます。
ジョブの設定(データベース系)
1.続いてデータベースのジョブも追加していきます。
このジョブの名前「DB」
このジョブは…「データベースのバックアップ」、「インストール済みプラグイン一覧」
アーカイブ形式「TarGZip」
バックアップファイルの保存方法「フォルダーへバックアップ」
2.スケジュールには以下のように設定しました。
ジョブの開始方法「WordPressのcron」
スケジューラー「毎日 2:30」※毎週バックアップが3時なので重複させないため。
3.DBバックアップはすべてデフォルト値としました
4.プラグインも初期値としました
5.宛先:フォルダーは「ファイルを削除」を30にしました。30日分は残すためです。
6.ジョブ画面から「今すぐ実行」で手動取得してみます。
バックアップが取れたか確認
ではバックアップが実際にとられたか確認してみます。
WinSCPでサーバに接続してみると…ファイル名をデフォルトにしたせいか、イマイチ分かりにくいです。
ジョブ画面の「編集」から、アーカイブファイル名を変更してみます。
・ファイル系バックアップは頭に「file_」を付ける
・データベース系バックアップは頭に「db_」を付ける
再度WinSCPで接続して確認すると、ファイル名の先頭にfile_とdb_が付いて分かりやすくなりました。
バックアップファイルを自分のパソコンにダウンロードする
これだけではバックアップファイルがサーバーの中に保存されているだけなので、万が一サーバーが故障してデータが飛んだら復旧できません。
定期的にジョブ画面から「ダウンロード」で自分のパソコンの中にダウンロードしておきます。
まとめ
バックアップを取得できましたので、構築した環境やデータが障害で消えても大丈夫になりました。
復元に使うことが無いよう祈るばかりですが、ハードディスク故障によるデータ損失に備えてバックアップは取得しましょう。